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海は君を呼んでいた。 そしてカンヴァスもまた 君を呼んでいた。
有島武郎「生れ出づる悩み」(1918)
葛藤
二つのやりたいことの間で迷うとき
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母さん狐はため息をつきました。「ほんとうに人間はいいものかしら。ほんとうに人間はいいものかしら。」
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
不安、愛情
大切な人を危険にさらすかもしれない決断をするとき
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僕の可愛いナオミちゃん、僕はお前を愛しているばかりじゃない、ほんとうを云えばお前を崇拝しているのだよ。お前は僕の宝物だ、僕が自分で見つけ出して研きをかけたダイヤモンドだ。
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
執着、支配欲、歪んだ愛情
結婚を決めた直後に、ナオミに対して自らの感情を告白するとき
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お前、私がこうしていると何をしているように見える? ……死の影の谷を歩いているように見えるかしら?
堀辰雄「風立ちぬ」(1938)
不安
自分の本当の状態を聞くのが怖いとき
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こんな時には私はいつもあの美しいシャボン玉をこわさぬようにと思いました。そう思うから叱られても腹も立ちませんでした。
小泉節子「思い出の記」(1908)
切なさ
配偶者の完璧さへの執着に直面し、寄り添うことの意味を感じたとき
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妙な偶然ですね
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
寂寥感, 運命への問い
人生の偶然性や必然性について考え込みたいとき
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母さんの言ったことは嘘だな。人間はちっとも恐かないや。
新美南吉「手袋を買いに」(1943)
安心、発見
怖いと思っていたものが実は怖くなかったとき
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林を出て広い畑に出ると、 からりと晴れた空が頭の上に展開し、 秋の日が一面にきらめいていた。
国木田独歩「武蔵野」(1898)
開放感
閉塞感から抜け出したとき
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私が死のうと決心してから、もう十日以上になりますが、その大部分はあなたにこの長い自叙伝の一節を書き残すために使用されたものと思って下さい。
夏目漱石「こころ」(1914)
決意
人生の最後に何かを遺したいと思ったとき
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前にはあのようにつけつけとは哂わなんだて。
芥川龍之介「鼻」(1916)
孤独, 切なさ, 悲しみ
自分の変化を周囲が受け入れてくれないことに気づいたとき
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読者諸君、事件は却々面白くなって来た。犯人はどこから入って、どこから逃げたのか、裏口からでもない、二階の窓からでもない、そして表からでは勿論ない。彼は最初から存在しなかったのか、それとも煙の様に消えて了ったのか。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
困惑、興奮、畏怖
既知の論理では説明できない謎に直面したとき、世界の不可解さを感じたいとき
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毎月曜日と金曜日の午後、夫人の胸に抱かれて踊ること。そのほんの一時間が、いつの間にか私の何よりの楽しみとなっていたのです。
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
喜び
人生で初めて西洋人女性と親密に接する時間を得たとき
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それでは、人びとはもう彼が何をいっているのかわからなかったのだ。自分の言葉ははっきりと、さっきよりもはっきりとしているように思えたのだが、おそらくそれは耳が慣れたためなのだろう。
フランツ・カフカ「変身」(0)
孤独, 絶望
必死に説明しようとしても誰にも理解されないとき
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もう隠すまい。 隠すことに疲れた。 自分は自分であるより 他にないのだ。
島崎藤村「破戒」(1906)
覚悟
もう嘘をつけないと決めたとき
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世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない
宮沢賢治「農民芸術概論綱要」(1926)
使命感
自分だけの幸せに疑問を感じたとき
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南ニ死ニサウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
勇気, 優しさ, 覚悟
誰かを助けたいとき, 恐怖に直面したとき
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およそ人心の働き、これを進めて進まざるものあることなし。その趣は人身の手足を役(えき)してその筋を強くするに異ならず。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
希望
才能や性質は変えられないと諦めているとき
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堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない。
坂口安吾「堕落論」(1947)
決意
底まで落ちてしまった時、どう前に進むか迷っているとき
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南無妙法蓮華経
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
決意
人生の指針を求めているとき
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セロもずいぶん降ったものだなあ。 おい。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
怒り
上司や先輩にけなされたとき
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