声はせで身をのみこがす蛍こそ言ふよりまさる思ひなるらめ
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(25 蛍)」(1914)
切なさ言葉にできない想いを抱えているとき
このことから、神が欺く者であり得ないことは十分に明らかである。
デカルト省察」(1641)
畏敬人生の根本的支えを求めるとき
生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない
夏目漱石三四郎」(1908)
焦燥講義がつまらないと愚痴をこぼすとき
なぜこうまで立派なことばかりのできる女だろうと源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(19 薄雲)」(1914)
驚き愛する人の才能に改めて感動するとき
あいつはいつも歪んだ顔をして、窓のそばに突っ立っている。
萩原朔太郎月に吠える」(1917)
恐怖誰かに見られているような気がするとき
目に見えているものが、いっとう神秘である。
中井正一美学入門」(1941)
好奇心日常の中に美を発見したいとき
母ちゃん、目に何か刺さった。抜いて、早く早く
新美南吉手袋を買いに」(1943)
恐怖未知のことに直面したとき
へべれけに酔っ払いたいなあ。そうして何もかも打ち壊して見たいなあ。
葉山嘉樹セメント樽の中の手紙」(1926)
怒り理不尽な現実に直面して、やり場のない怒りを抱えているとき
命があればこそこんなことを見聞きするのだ、前に死んだ同志の友人が気の毒だ
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
感慨日清戦争の勝利を見たとき
それは自分の、人間に対する最後の求愛でした。
太宰治人間失格」(1948)
切なさ人を愛したいのに愛し方がわからないとき
お前と首と、どっちか一つを選ばなければならないなら、私は首を諦めるよ
坂口安吾桜の森の満開の下」(1947)
愛情本当の愛を試されるとき
つながれない船は浮き歩くということになるじゃありませんか。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(02 帚木)」(1914)
警告パートナーとの関係で自由を与えすぎて不安なとき
理想どおりにこの世はならないものだ。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
諦観複数の愛に翻弄されて人生の理不尽さを感じたとき
どうです、時は正当な審判者ですね
菊池寛」(1920)
皮肉自分の正しさが証明された時
時には風の音や鶴の鳴き声にも驚きました
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
恐怖暗殺を恐れているとき
洪水のようにあふれて来たこの勢いを今は何者もはばみ止めることができない
島崎藤村破戒」(1906)
畏怖時代の大きな流れに圧倒されたとき
青春というものは、ずいぶん大事なものなのよ。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
切なさ自分の人生に後悔を感じているとき
人生には理屈をもって説き得られぬことがたくさんある。
新渡戸稲造自警録」(1916)
諦念論理だけでは割り切れない問題に直面したとき
感動と愛情とをこめて家族のことを考えた。
フランツ・カフカ変身」(0)
慈愛人生の最期に大切な人を思うとき
変態的な理屈である。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
驚き自分の行動を客観視するとき