たとい如何なる目を見ようとも、 如何なる人に邂逅おうとも、 決してそれは打ち明けるな。 一旦の憤怒悲哀から、 若しそれを白状するような事があったら、 その時こそお前の一生の 不幸だと思え。
島崎藤村破戒
背景解説
物語の核心となる「戒め」。父親が息子に言い聞かせた言葉がこれ。自分の出自を絶対に言うな、と。この言葉が丑松の人生を支配する。でも考えてみて。「自分が何者か」を隠し続けることの地獄。それを親が子に強いなければならない社会の残酷さ。
「自分」を封印する戒め。
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