はなやかな御生活をなさったことも皆過去のことになって。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
無常人生の盛りが過ぎ去ったとき
人生とはこんなに寂しいものだったのだと源氏は思った。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(12 須磨)」(1914)
孤独人生の絶望を感じるとき
なんのためにわしを気の毒がるんだ!
ドストエフスキー罪と罰」(0)
絶望自分を哀れんでもらいたくないとき
幾年も経たずして、そのふもとの町は滅びて、なくなってしまいました。
小川未明赤い蝋燭と人魚」(1921)
無常因果応報を目の当たりにしたとき
このようにして、私の情熱は、日々に激しく燃えて行くのでした。
江戸川乱歩人間椅子」(1925)
恋慕叶わぬ恋に苦しむとき
自分の中にある偉大なものの小ささを感じることのできない人は、他人の中にある小さなものの偉大さを見逃しがちである。
岡倉天心茶の本」(1906)
省察他人を見下してしまいそうなとき
私には、行くところがあるの
太宰治斜陽」(1947)
決意新しい道を選ぶとき
俺は世間にはもういたくない。
ゲーテファウスト」(1808)
絶望全てを手に入れたはずなのに満たされないとき
私の手は空っぽである。何も私は持っていない。
宮本百合子貧しき人々の群」(1916)
諦念自分の無力さを痛感するとき
私共と彼等とは、生きるために作られた人間であるということに何の差があろう?
宮本百合子貧しき人々の群」(1916)
覚悟差別や格差について考えるとき
京は広い所ですから、よいこともきっとあって、安心がさせていただけると思います。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(22 玉鬘)」(1914)
希望困難な状況でも前向きに生きようとするとき
足あり、仁王の足の如し。足あり、他人の足の如し。
正岡子規病床六尺」(1902)
異常病気で体の感覚が麻痺しているとき
とほい空でぴすとるが鳴る。またぴすとるが鳴る。
萩原朔太郎月に吠える」(1917)
不安何か不穏な予感がするとき
半身は砂のなかにうもれていて、それで居てべろべろ舌を出している。
萩原朔太郎月に吠える」(1917)
嫌悪現実の汚さに気づいたとき
おれは、割に合わないなあ。
新美南吉牛をつないだ椿の木」(1943)
皮肉善意が理解されずもどかしいとき
青春は短い。宝石のごとくにしてそれを惜しめ。
倉田百三愛と認識との出発」(1921)
郷愁青春時代を振り返り、若い人にエールを送るとき
人生には理屈をもって説き得られぬことがたくさんある。
新渡戸稲造自警録」(1916)
諦念論理だけでは割り切れない問題に直面したとき
時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない
ソロー森の生活」(1854)
悟り時間に追われているとき
私たち間違っていた。お利口すぎた。
太宰治葉桜と魔笛」(1939)
悔恨真面目すぎて人生を損していると気づいたとき
年とともに若い思想を強めたいと思う。
新渡戸稲造自警録」(1916)
希望年齢を重ねることに不安を感じるとき