問題は、お前が、何んの為めにかうしているかつていうことだ。
岸田国士紙風船」(1925)
問いパートナーとの関係について疑問を抱いたとき
暁の別れはいつも露けきをこは世にしらぬ秋の空かな
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(10 榊)」(1914)
切なさ永遠の別れを予感する夜明けのとき
草花の一枝を枕元に置いて、それを正直に写生していると、造化の秘密が段々分って来るような気がする。
正岡子規病床六尺」(1902)
発見病床で写生をしているとき
友がみなわれよりえらく見ゆる日よ花を買ひ来て妻としたしむ
石川啄木一握の砂」(1910)
哀愁周りと比べて自分が情けなく感じているとき
自分で自分がわからない気もする中将だった。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
困惑恋に悩んでいるとき
命があればこそこんなことを見聞きするのだ、前に死んだ同志の友人が気の毒だ
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
感慨日清戦争の勝利を見たとき
この絵にはお前の心が映っているぞ
谷崎潤一郎刺青」(1910)
畏怖自分の隠された本性を指摘されたとき
われわれが死ぬまでにはこの世の中を少しなりとも善くして死にたいではありませんか
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
慈愛自分の人生の使命について考えているとき
昔が思い出されて、恋しいことが胸をいっぱいにして、帰って行く気になれない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)
郷愁久しぶりに旧友と再会したとき
正直だから、どうしていいか分からないんだ。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
孤独複雑な人間関係に巻き込まれたとき
何という素晴らしい。朝だ!
宮本百合子貧しき人々の群」(1916)
希望新しい一日を迎えるとき
嘉十はもう全く自分と鹿との違いを忘れて、「ホウ、やれ、やれい。」と叫びながらすすきの陰から飛び出しました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
歓喜境界線を越えて一体感を感じるとき
その水晶の笛のような声に、嘉十は目をつぶって震え上がりました。
宮沢賢治やまなし」(1923)
感動美しい歌声に心を奪われるとき
私の舌の性質がそうなんですね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(26 常夏)」(1914)
自己受容自分の欠点を指摘されたとき
殺されたくないものは来れ!
小林多喜二蟹工船」(1929)
決意理不尽な状況に立ち向かう仲間を募るとき
帰るとこ、よう忘れんかったこっちゃな
織田作之助夫婦善哉」(1940)
皮肉裏切られた怒りを表現するとき
私はその四文字から新たに出発したのです。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
決意人生をやり直そうと決めたとき
これは、まるで、風呂屋のペンキ画だ。
太宰治富嶽百景」(1939)
皮肉完璧すぎるものに違和感を覚えたとき
私は長年の間苦悩した結果ようやく自分のつるはしをがっちりと鉱脈に掘り当てたような気がしたのです。
夏目漱石私の個人主義」(1914)
喜び長い努力が実を結んだとき
天は人に富や身分を与えるのではなく、その人の働きに与えるものである
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
勇気運命を嘆きそうになったとき