ほいと!ほいと!ほいとおーっ!
宮本百合子貧しき人々の群」(1916)
屈辱差別的な言葉を浴びせられたとき
自分が、どのように生きるべきかを学んでいると思っている間に、自分は、どのように死ぬべきかを学んでいたのである。
レオナルド・ダ・ヴインチレオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
驚き人生の本質について深く考えたいとき
皆源氏の君と恋する心がもたらした罪だ、その人への愛を今自分は根底から捨てなければならない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(09 葵)」(1914)
絶望愛することの罪深さに気づき、諦めを決意したとき
自分には、人間の生活というものがよくわからないのです。
太宰治人間失格」(1948)
困惑社会に馴染めず、人間関係に悩むとき
何が駄目なんだか今でも分からない。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
困惑理不尽な扱いを受けたとき
これが別れだよ。安寿は守本尊の地蔵様を大切にしておくれ。厨子王はお父様の下さった守り刀を大切にしておくれ。
森鷗外高瀬舟」(1916)
悲しみ愛する家族と永遠の別れを告げるとき
青白い番兵は気にかかる。
宮沢賢治やまなし」(1923)
好奇心正体不明のものに出会ったとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
自由恋愛に縛られすぎていると感じるとき
私の頭は天鵞絨の帳で囲まれた舞台であって、そこに「ナオミ」という一人の女優が登場します。
谷崎潤一郎痴人の愛」(1924)
妄想現実逃避しているとき
坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺に埋めてください。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
愛情大切な人との別れのとき
「厨子王」という叫びが女の口から出た。二人はぴったり抱き合った。
森鷗外高瀬舟」(1916)
喜び奇跡的な再会を果たしたとき
しらじらと夜が明けていたのである。
太宰治」(1947)
安堵長い夜がようやく終わったとき
なぜならばそのすべては自明のことのように聞こえるからです。
アインシュタイン相対性理論」(1916)
好奇心当たり前だと思っていることを疑うとき
コケモモの真の味が知りたかったら牛童かシャコに聞くがよい。
ソロー森の生活」(1854)
発見文明の恩恵を疑う時
なかなかに折りやまどはん藤の花たそがれ時のたどたどしくば
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(33 藤のうら葉)」(1914)
謙遜招待を受けて迷うとき
ああああ、もう少しの間だ
夏目漱石三四郎」(1908)
絶望夜の孟宗竹藪で
変態的な理屈である。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
驚き自分の行動を客観視するとき
すばらしい乳房だ蚊がいる
尾崎放哉尾崎放哉選句集」(1926)
皮肉美しいものにも現実が混じるとき
内供は人を見ずに、ただ、鼻を見た。
芥川龍之介」(1916)
孤独自分と同じ悩みを抱える人を必死に探しているとき
入れものが無い両手で受ける
尾崎放哉尾崎放哉選句集」(1926)
諦念何もかも失ってしまったとき