生きてる頭を、死んだ講義で封じ込めちゃ、助からない
夏目漱石三四郎」(1908)
真上からたたきのめされて、下の漁夫の首が胸の中に、杭(くい)のように入り込んでしまった。
小林多喜二蟹工船」(1929)
私は「大きくなったら……」と深い決心をしていた。「もっと大きくなったら……」
室生犀星幼年時代」(1919)
人間というのは卑劣なもので、なんにでも慣れてしまうものだ
ドストエフスキー罪と罰」(0)
それを受けた大理石のような白い美しい手はどこにも見つかりません。
有島武郎小さき者へ」(1918)
時代に順応しようとする人ばかりですから、昔のことを言うのに話し相手がだんだん少なくなってまいります。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(11 花散里)」(1914)
自分が主殺しの大罪を犯したことに気がついて、後悔と恐怖とのために、そこにへたばってしまった。
菊池寛恩讐の彼方に」(1919)
時はわたしが釣りに行く小流れにすぎない
ソロー森の生活」(1854)
願わくはこれを語って平地人を戦慄させてほしい。
柳田国男遠野物語」(1910)
さっき一度紙くずのようになった二人の顔だけは、もう元の通りに治りませんでした。
宮沢賢治注文の多い料理店」(1924)