このことから、神が欺く者であり得ないことは十分に明らかである。
デカルト省察」(1641)
私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(30 藤袴)」(1914)
私の言ったとおりじゃないか。どうしてあんな見る影もない人を源氏の君が奥様の一人だとお思いになるものかね
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(15 蓬生)」(1914)
組織のないテロリズムは、最も悪質の犯罪である。
太宰治黄金風景」(1939)
どんな意気地なしのやつでものどから血が出るまでは叫ぶんですよ。
宮沢賢治セロ弾きのゴーシュ」(1934)
私はしらずしらず教壇の方へ行って、ボールドに姉さんという字をかいていた。
室生犀星幼年時代」(1919)
勇ましい高尚な生涯であると思います。これが本当の遺物ではないかと思う
内村鑑三後世への最大遺物」(1897)
「いき」は「浮かみもやらぬ、流れのうき身」という「苦界」にその起原をもっている。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。
芥川龍之介河童」(0)
腕のある人が、正しい道を踏んで富を積むのが、何で悪かろう。
下村湖人論語物語」(1938)
美は常に、無限に変わりつつあるといえる。
中井正一美学入門」(1941)
母ちゃん、目に何か刺さった。抜いて、早く早く
新美南吉手袋を買いに」(1943)
ああ、真の美の人を動かすことはあのとおりさ。
泉鏡花外科室」(1895)