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いろいろ注文が多くて うるさかったでしょう。 お気の毒でした。 もうこれだけです。
宮沢賢治「注文の多い料理店」
背景解説
めちゃくちゃ丁寧な言葉なのに、これが一番怖い。「もうこれだけです」って、つまり準備完了ってこと。優しい言葉で包んでるけど、中身は最悪の宣告。この丁寧さと恐怖のギャップが、賢治の天才的なユーモア。
丁寧な言葉が一番残酷だって、知ってた?
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『注文の多い料理店』の他のひとふみ
当軒は注文の多い料理店ですから どうかそこはご承知ください
宮沢賢治
髪をきちんとして、 それから靴の泥を落してください。
宮沢賢治
からだに塩をたくさんよくもみ込んでください。
宮沢賢治
二人は泣きました。泣いて泣いて泣いて泣きました。
宮沢賢治
お客さまがた、ここで髪をきちんとして、 それからはきものの泥を落してください。
宮沢賢治
ぼくは二千四百円の損害だ
宮沢賢治
どうも腹が減った。さっきから横っ腹が痛くてたまらないんだ。
宮沢賢治
これはきっとその注文というのは、 こっちへ来た人にいろいろ注文をつけて、 その人をたべるんだよ。
宮沢賢治
けれども、さっき一ぺん紙くずのようになった二人の顔だけは、 東京に帰っても、お湯にはいっても、 もうもとのとおりになおりませんでした。
宮沢賢治
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