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自分はこの人が好きだったのだという認識の上に立ってみると、二人の昔も恋しくなり
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(10 榊)」(1914)
恋慕 →
失ってから気づく本当の愛のとき →
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目に見えているものが、いっとう神秘である。
中井正一「美学入門」(1941)
好奇心 →
日常の中に美を発見したいとき →
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この痛みも、もう大きいので、参ったら、多分私は死ぬでしょう。
小泉節子「思い出の記」(1908)
覚悟 →
自分の死を予感したとき →
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私は寂しい人間です。
夏目漱石「こころ」(1914)
孤独 →
自分の本質を見つめるとき →
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これは、こっちの方が人気があるわい。
横光利一「蠅」(1923)
皮肉 →
みんなが迷っているとき →
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雲雀はしきりに啼きながら高く高く雲間へ這入りいつまでたっても降りて来ない
谷崎潤一郎「春琴抄」(1933)
不安 →
大切なものが戻ってこないとき →
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よく費やされた日が、幸福な眠りをもたらすように、よく用いられた生は、幸福な死を将来する。
レオナルド・ダ・ヴインチ「レオナルド・ダ・ヴインチの手記」(1914)
静寂 →
人生の終わりについて考えるとき →
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草花の一枝を枕元に置いて、それを正直に写生していると、造化の秘密が段々分って来るような気がする。
正岡子規「病床六尺」(1902)
発見 →
病床で写生をしているとき →
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私たちの喪服はこの月で脱ぐはずですが、暦で調べますと月末はいい日でありませんから延びることになりますね。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(30 藤袴)」(1914)
慈愛 →
形式的な会話の中に真心を込めたいとき →
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原稿には、わざと省いて置きましたが、表題は「人間椅子」とつけたい考えでございます。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
驚き →
真実と虚構の境界が曖昧になるとき →
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そのとたん、私たちは同時に「アッ」と声を立てた。明るくなった部屋の片隅には、女の死骸が横たわっているのだ。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
恐怖 →
恐ろしい発見をしたとき →
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どんよりとくもれる空を見ていしに人を殺したくなりにけるかな
石川啄木「一握の砂」(1910)
狂気 →
どうしようもない鬱屈した気持ちに支配されているとき →
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悪魔のささやきというのは、たぶんああしたことを指すのではありますまいか。
江戸川乱歩「人間椅子」(1925)
恐怖 →
禁断の誘惑に負けそうになるとき →
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まことの雄弁は雄弁を笑う。まことの道徳は道徳を笑う。
パスカル「パスカルの言葉」(1943)
皮肉 →
偽物の美辞麗句や建前論にうんざりしているとき →
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私はそういうものを身近に見て、素直に死にたいと思う。
岡本かの子「老妓抄」(1938)
切なさ →
人生の意味を考えるとき →
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物の錆びたことによって人間の古くなったことも思われる。
紫式部(与謝野晶子訳)「源氏物語(20 朝顔)」(1914)
無常 →
時の流れと自分の老いを実感するとき →
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ちょっ、あんないたずらをしなけりゃよかった。
新美南吉「牛をつないだ椿の木」(1943)
後悔 →
自分のした行動を深く反省するとき →
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私のお父つあんは旦さんみたいにええ男前や
織田作之助「夫婦善哉」(1940)
愛嬌 →
自分を偽って生きなければならないとき →
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一つ賭けをしましょうか
江戸川乱歩「黒蜥蜴」(1934)
挑戦 →
勝負を挑まれたとき →
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東と西が出会い、互いに慰め合うことができるのだろう。
岡倉天心「茶の本」(1906)
希望 →
対立や偏見を超えて理解し合いたいとき →
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