青春を失った者は酔い泣きといっしょに過去の追憶が多くなって取り乱すことになるだろうから
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(27 篝火)」(1914)
哀愁年齢を重ねて人生を振り返るとき
侍はそれを舟のへりに乗せ、刀でぱちんと二つに割りました。
新美南吉飴だま」(1943)
驚き予想外の優しさに出会ったとき
「いき」は恋の束縛に超越した自由なる浮気心でなければならぬ。
九鬼周造「いき」の構造」(1930)
自由恋愛に縛られすぎていると感じるとき
人生はフィクション(小説)である。
三木清人生論ノート」(1941)
諦念人生の不確実性や虚構性を実感するとき
そう、どちらかが狐なんだろうね。でも欺されていらっしゃればいいじゃない
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(04 夕顔)」(1914)
切なさ正体を隠し合う恋人同士が互いの秘密を感じ取ったとき
変態的な理屈である。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(24 胡蝶)」(1914)
驚き自分の行動を客観視するとき
もし速度が光速度に達するならば、物体は一平面に押しつぶされてしまいます。
アインシュタイン相対性理論」(1916)
驚き理論の極限を想像するとき
ああ、真の美の人を動かすことはあのとおりさ。
泉鏡花外科室」(1895)
畏怖本物の美しさに出会ったとき
ただ懲役に行かないで生きているばかりである。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
皮肉自分の人生を振り返って自嘲したいとき
人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。
太宰治ヴィヨンの妻」(1947)
諦念道徳的な評価を超えて生きることを選ぶとき
楽しいことは、常に容易ならないものを、その背中に担っているはずである。
中井正一美学入門」(1941)
慈愛努力の意味を見失いそうになったとき
こうなれば、もう誰も笑う者はないに違いない。
芥川龍之介」(1916)
希望ついに長年の悩みが解決したと思った瞬間
はんの木は本当に砕けた鉄の鏡のように輝き
宮沢賢治やまなし」(1923)
畏怖自然の美しさに圧倒されるとき
人生は何事もしないには余りに長いが、何事かをするには余りに短い。
中島敦山月記」(1942)
諦念やりたいことがあるのに行動に移せずにいるとき
昔が思い出されて、恋しいことが胸をいっぱいにして、帰って行く気になれない。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(29 行幸)」(1914)
郷愁久しぶりに旧友と再会したとき
坊っちゃん後生だから清が死んだら、坊っちゃんのお寺に埋めてください。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
愛情大切な人との別れのとき
この世界に、論理の通らない世界のあること。
中井正一美学入門」(1941)
怒り理不尽な現実に直面したとき
風に吹かれてどこへでも行ってしまおうというのは少し軽々しい。
紫式部(与謝野晶子訳)源氏物語(28 野分)」(1914)
切なさ現実逃避したいとき
人間は誰でも猛獣使いであり、その猛獣に当たるのが、各人の性情だという。
中島敦山月記」(1942)
覚悟自分の中にある負の感情と向き合わなければならないとき
私には思想なんてものはありませんよ。好き、嫌いだけですよ。
太宰治黄金風景」(1939)
皮肉複雑な理屈や理論に疲れたとき