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南無釈迦牟尼仏
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
切なさ
この世界の本質に向き合いたいとき
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「その剃刀を抜いてくれ。己(おれ)は早く死にたいのだ。」と云った。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
絶望、懇願
苦しみから解放されたいと願う人に向き合うとき
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これは、私が小さいときに、村の茂平(もへい)というおじいさんからきいたお話です。
新美南吉「ごんぎつね」(1932)
懐かしさ
昔話を聞いているような安心感に包まれたいとき
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南ニ死ニサウナ人アレバ 行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
勇気, 優しさ, 覚悟
誰かを助けたいとき, 恐怖に直面したとき
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人間の心には互に矛盾した二つの感情がある。勿論、誰でも他人の不幸に同情しない者はない。所がその人がその不幸を、どうにかして切りぬける事が出来ると、今度はこっちで何となく物足りないような心もちがする。
芥川龍之介「鼻」(1916)
怒り, 絶望, 人間不信
人間関係への不信感を感じたり、誰かの裏切りに気づいたとき
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よだかは実にみにくい鳥でした。
宮沢賢治「よだかの星」(1934)
悲しみ
自分の外見に自信がないとき
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表の大通りには往来が絶えない。声高に話し合って、カラカラと日和下駄を引きずって行くのや、酒に酔って流行唄をどなって行くのや、至極天下泰平なことだ。そして、障子一重の家の中には、一人の女が惨殺されて横わっている。何という皮肉だ。
江戸川乱歩「D坂の殺人事件」(1925)
無常感、虚無感
日常と非日常の境界に直面したとき、世界の不条理を感じたいとき
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ミンナニデクノボートヨバレ ホメラレモセズ クニモサレズ
宮沢賢治「雨ニモマケズ」(0)
孤独, 悲しみ, 自己否定
自分の存在を誰からも認められていないと感じるとき
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茶道の要義は「不完全なもの」を崇拝するにある。いわゆる人生というこの不可解なもののうちに、何か可能なものを成就しようとするやさしい企てであるから。
岡倉天心「茶の本」(1906)
静かな感動
完璧を目指して疲れたとき
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ゴーシュはかっこうがこんやあたり来るかなと思いながら また一生けん命セロを弾きました。
宮沢賢治「セロ弾きのゴーシュ」(1934)
決意
一人で黙々と練習しているとき
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極正直者でした。微塵も悪い心のない人でした。女よりも優しい親切なところがありました。ただ幼少の時から世の悪者共に苛められて泣いて参りましたから、一国者で感情の鋭敏な事は驚く程でした。
小泉節子「思い出の記」(1908)
共感、哀しみ、尊敬
純粋さゆえの生きづらさを感じているとき、人生経験が人格を作ることを実感するとき
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およそ人心の働き、これを進めて進まざるものあることなし。その趣は人身の手足を役(えき)してその筋を強くするに異ならず。
福沢諭吉「学問のすすめ」(1872)
希望
才能や性質は変えられないと諦めているとき
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病気だ。病気なんだよ。以前はあれほどでもなかったんだが、だんだん悪くなりやがった
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
無力感、絶望
自分や周囲の人間の劣化を認めるしかないとき
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けれども自分が眺めている間、金魚売はちっとも動かなかった。
夏目漱石「夢十夜」(1908)
孤独、無常感、観察者としての距離感
世界との断絶を感じたとき
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孔子は一生こつこつと地上を歩きながら、天の言葉を語るようになった人である。天の言葉は語ったが、彼には神秘もなければ、奇蹟もなかった。
下村湖人「論語物語」(1938)
敬意
特別な才能がない自分に自信が持てないとき
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良平はとうとう泣き出した。 しかし足だけは止めなかった。
芥川龍之介「トロッコ」(1922)
決意
泣きながらでも前に進まなきゃいけないとき
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こんな立派な奥さんがあるのに、どうして大谷さんは、あんなに、ねえ
太宰治「ヴィヨンの妻」(1947)
切なさ、悲しみ
自分の人生の失敗や堕落を突きつけられたとき
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叫ぶたんびに深まって行く静寂の恐ろしさ……。
夢野久作「ドグラ・マグラ」(1935)
恐怖, 絶望
助けを求めようとしても誰にも届かない無力感を感じるとき
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譲治さん、あたしもう止めるわ
谷崎潤一郎「痴人の愛」(1924)
決意
期待が裏切られたとき
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弟の喜三郎は病気で働けなくなって、兄に世話をかけているのが辛くて辛くてたまらなかったのだそうである。そこで兄の留守に剃刀(かみそり)を出して自分の咽(のど)を切ったのである。
森鷗外「高瀬舟」(1916)
衝撃、悲しみ
誰かの苦しみに気づけなかった自分を責めるとき
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