人間と生れたからには、人間と共に生きて行くよりほかはあるまいではないか。
下村湖人現代訳論語」(1949)
覚悟,連帯世の中から逃避したくなったとき
ほんとうのさいわいは 一体何だろう
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
問い幸せって何だろうと考えるとき
私は覚醒と夢とが決して確実な標識によって区別され得ないことを明かに認めて、驚愕し、そしてこの驚愕そのものは、私は現に夢みているのだとの意見を私にほとんど説得するのである。
デカルト省察」(1641)
懐疑の深淵現実かどうか不安になるとき
ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
中原中也山羊の歌」(1934)
哀愁,ノスタルジア寂しい場所で一人、何かを眺めているとき
お茶がおいしいときにも、 きっとお父さんを思い出す
太宰治女生徒」(1939)
切なさ大切な人を思い出すとき
乃公は総領で家督をして居るが、如何かして六かしい家の養子になって見たい
福沢諭吉福翁自伝」(1899)
困惑,感動兄の理想主義的な発言を聞いたとき
生きよ堕ちよ、その正当な手順の外に、真に人間を救い得る便利な近道が有りうるだろうか。
坂口安吾堕落論」(1947)
決意人生に迷い、理想と現実のギャップに苦しんでいるとき
人は生まれながらにして貴賤・貧富の別なし。ただ学問を勤めて物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無学なる者は貧人となり下人となるなり。
福沢諭吉学問のすすめ」(1872)
希望自分の身分や環境に不満を感じたときや、人生を変えたいと思ったとき
富士が、よかつた。
太宰治富嶽百景」(1939)
安らぎ何かに救われた気がしたとき
哲学が驚異に始まるといわれるのも、そのためである。
三木清哲学入門」(1940)
新鮮日常に退屈を感じているとき
親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。
夏目漱石坊っちゃん」(1906)
自嘲, 諦観自分の人生を冷徹に見つめたいとき
カムパネルラ、 僕たち一緒に行こうねえ
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
友情大切な人と一緒にいたいとき
自己の所有している権力を使用しようと思うならば、それに附随している義務というものを心得なければならない
夏目漱石私の個人主義」(1914)
覚悟力を持ったとき、その使い方に悩むとき
あの気詰りな丸善も 木っ端微塵だろう
梶井基次郎檸檬」(1925)
爽快全部ぶっ壊したくなったとき
どうせしまいはこんな馬鹿気た事になる。
ゲーテファウスト」(1808)
諦観,皮肉死の運命を受け入れるとき
私はもう少しで、危く他の人達の金を取る所でした。
芥川龍之介魔術」(1920)
後悔、自覚自分の中の醜い欲望に気づいてしまったとき
毎日毎日、失敗に失敗を重ねて、あか恥ばかりかいていたら、少しは重厚になるかも知れない。
太宰治女生徒」(1939)
自己嫌悪,皮肉自分の軽薄さに嫌気がさしたとき
銀河ステーション、銀河ステーションと言う声がしたと思うと、いきなり眼の前が、ぱっと明るくなって。
宮沢賢治銀河鉄道の夜」(1934)
驚き,神秘現実から幻想の世界に引き込まれるとき
サムサノナツハオロオロアルキ
宮沢賢治雨ニモマケズ」(0)
困惑, 孤立, 不安周囲と合わせられず、心が定まらないまま時を重ねるとき
北海道では、字義通り、どの鉄道の枕木もそれはそのまま一本々々労働者の青むくれた「死骸」だった。
小林多喜二蟹工船」(1929)
怒り, 絶望労働搾取の現実を目の当たりにしたとき